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[書道用具]    (硯の解説) 
 
文字は、普通黒墨を磨り書くものと認識しているが、古代甲骨文字は朱墨で書いていたとされる。
先史時代の
(いん)紀元前1899年石器時代以後、日本では縄文時代である。
 中国広東省の「
端渓硯(たんけいけん)」は、硯といえば「端渓」といわれるほど有名で高品質、高価なになる。

日本では、雨畑石(あまはた)」山梨県、「赤間石(あかま)」山口県、「玄昌石(げんしょう)」宮城県、「高島石」滋賀県、「那知石」和歌山県、「龍溪碩(りゅうけいけん)」、「田の浦石」福岡県、「蒼竜石(そうりゅうせき)」高知県、「若田碩」対馬などがある。
詳細説明
  1、硯の種類、産地、形による名称
  2、硯の名称  
  3、硯の製造工程
  4、硯の歴史
  5、硯の選び方、使い方手入れ、保存方法まで

 


   4、の歴史   

の歴史
1、唐碩

硯は、紀元前、秦代(紀元前221年〜紀元前201年)の墓から、磨石石硯が発見されたのが最古のものとされている。
その後、後漢(25年〜220年)に入ると陶製「陶碩(とうけん)」のものが出土したり、固形の墨が作られるようになると磨石が使われなくなり、硯にも墨池が作られるようになった。
初唐(618年〜712年)に入ると、
端渓石(たんけいせき)」が発見され、硯に美術的装飾加工が施され、美術品として珍重されるようになった。
隋・唐以降、
江西の「歙州碩(きゅうじゅうけん)」、江蘇の「澄泥碩(ちょうでいけん)」、甘粛の「とう河緑石碩(とうがりょくせき)」が石質がよく中国の代表する硯になっている。
これらは、美しい装飾が施され、美しい石紋とともに観賞用
美術品として珍重されている。

2、和碩
日本では、中国から伝えられた粘土で作る陶碩(とうけん)」が、奈良時代、平安時代に使われ、特に平安時代に全盛を極めていた。
装飾はほとんどほどこされることはなく、円面碩、風字碩が主流であった。

石の硯
は、平安時代後期から鎌倉時代に「陶碩(とうけん)」に代わり使用されだした。

日本の代表する硯石は、「雨畑石(あまはた)」山梨県、「赤間石(あかま)」山口県、「玄昌石(げんしょう)」宮城県、「高島石」滋賀県、「那知石」和歌山県、「龍溪碩(りゅうけいけん)」、「田の浦石」福岡県、「蒼竜石(そうりゅうせき)」高知県、「若田碩」対馬などがある。

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    5、硯の選び方、使い方、手入れ、保存方法まで                     

の選び方、手入れ、保存方法まで
1、硯の選び方
墨堂には、やすりの目のようなものがありこれを「鋒鋩(ほうぼう)」といい、墨をおろす砥石の役目を果たす。

硯の選び方の目安として「鋒鋩(ほうぼう)」の立ち具合(細かく均等である事、耐久性がある事)、石の緻密性(ちみつせい)、見た目、軽く叩きあまり硬い音のしないものなどを基準に考えられる。

鋒鋩(ほうぼう)」の立ち具合は、指先の甲でなで、硯に吸いつくか、ひっかかり気味のもの、または爪を立ててみれば判るといわれるが、店先で確認することは困難な場合が多いので、やはり店の人の説明や師や先輩の意見に耳を傾け選択すると良い。


実際に使用してみて選択する場合は、墨の磨り心地(磨墨)がよく、墨のおり方(下墨がよいこと、発墨がよいことなどがあげられる。
硯の
石紋を確認する方法は、容器に水を張り、その中に硯を入れてみると石紋が浮かび上がってくる。
一般的な選別方法
・全体の形がよくバランスの良いもので使いよさそうであること。
・石質がきめ細かく潤いのあるもの。
・墨堂(丘)の平面が保たれているもの。
・美術品的な硯では、彫り物などの装飾が丁寧ですぐれているもの。

2、使い方、手入れ、保存方法まで
・使い方

硯を使用するときは、硯の下に下敷き(フェルトなど)を敷き、机に傷を付けないようするとともに、硯を安定させる。
墨の磨りかた、「磨墨法(まぼくほう)」
硯の「墨堂(ぼくどう)」(墨を擦る所)がやすりの目のようになっているがこれを「鋒鋩(ほうぼう)」といい、この「鋒鋩(ほうぼう)」のきめが細かいもので墨をすることが、よい「墨色」の発色が得られる。
水滴を「
墨堂(ぼくどう)」に垂らし、「墨堂」全体を使い、墨を直角に当てたり、斜めに当て、ゆっくりと「」の字を書くように、または前後に、或いは円運動に磨り、墨がねっとりとしてきたら「墨池(ぼくち)」におろし、また水滴を「墨堂」に垂らし墨をする。これを繰り返していく。そうすることによりよい「墨色」、「発墨(はつぼく)」が得られる。
使用後、保管
使用した後は、必ずきれいに硯を洗っておく。
洗わずにそのままにしておくと、「鋒鋩(ほうぼう)」の目を埋めてしまい、墨を磨ってもおりが悪くなるばかりか、良い墨色が出なくなる。
水洗いの後は、よく乾燥させ硯箱に入れるか、布に包んでおくと良い。
・手入れ方法
墨のおりが悪くなり墨色が冴えなくなれば、「鋒鋩(ほうぼう)」を立てるために、水をたらしながら砥石「磨研石(まけんせき)」で研ぐとよい。

美術品
としての価値のある古碩の取り扱いには、指輪や腕時計などの貴金属類をはずし傷をつけないように慎重に取り扱うなどの特に注意が必要である。

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最終更新日 : 2003/03/03